2018-12-10 実在と構造 はじめての構造主義 (講談社現代新書)作者: 橋爪大三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1988/05/18メディア: 新書購入: 26人 クリック: 165回この商品を含むブログ (191件) を見る真理は制度であるというラディカルな構造主義。物の見方、世界の見方は全て主観に基づくという、シンプルで強固(風)な考え方だ。真理は誰のものか?という問いに対して、人間のものであると答えるのだろう。なぜなら真理それを認識できるのは私たちだから。私はいま一度、生物多様性の事を思い出す。生物多様性とは何か?何のための概念か?それは人間のための概念であり、絶滅しかけの生物のためのものではない。ここで生物多様性とそれを取り巻く模様もまた、実存と構造の対立に類似していることが伺える。